ドラえもん音頭

アニメ音頭・盆踊りの曲/作詞:藤子・F・不二雄/作曲:菊池俊輔

『ドラえもん音頭』と銘打たれたアニメ音頭・盆踊りの曲は、1979年から2005年3月まで放送されたテレビアニメ版ドラえもんで流れた第1期版と、2005年4月以降の第2期版の2曲存在する。

「ハァー ドラリ ドラリの ドラえもん音頭♪」が歌い出しの第1期版は、作詞:藤子・F・不二雄、作曲:菊池俊輔、歌はドラえもん役の声優・大山のぶよ。

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歌詞では、あたま、おなか、しっぽなど、ドラえもんの体のパーツについてふれられている。短い足については「はずむたんそく かろやかに♪」と歌われているが、第2期版『踊れ・どれ・ドラ ドラえもん音頭』でもこれと似た歌詞がオマージュ的に用いられている。

「ヨッタヨッタ ヨッタセ♪」はヨタヨタ?

囃子言葉の「ヨッタヨッタ ヨッタセ♪」については、おそらく短い脚でヨタヨタと歩くドラえもんの姿が暗示的に描写されているのではないかと推測される。第2期版『ドラえもん音頭』の歌詞では、「みぎにオットット ひだりにオットット」というように、体がふらつく描写がなされているが、これも「ヨッタヨッタ」の部分を意識した表現と思われる。

ちなみに、ドラえもんシリーズの数多くの主題歌・テーマ曲・挿入歌を手掛けた作曲者の菊池俊輔は、この『ドラえもん音頭』以外にも、『アラレちゃん音頭』、『ハットリくん音頭』、『Qちゃん音頭』、『ドタコン音頭』、『ロボコン音頭』など、多数のアニメ系音頭・盆踊り曲を作曲している。

『踊れ・どれ・ドラ ドラえもん音頭』 水田わさび版

歌い出しが「ゆめがいっぱい このからだ♪」の第2期版『踊れ・どれ・ドラ ドラえもん音頭』は、作詞:マイクスギヤマ、作曲:沢田完、歌は新ドラえもん声優の水田わさび。

マイクスギヤマはアニメソングを中心に手掛ける作詞家で、「進撃の巨人」エンディングテーマ『美しき残酷な世界』、「マクロスF」挿入歌『射手座☆午後九時Don't be late』などの歌詞を担当している。

作曲者の沢田 完(さわだ かん/1968 - )は、『ドラえもん音頭』を含む新ドラえもんのサントラ音楽のほか、アニメ「ケロロ軍曹」主題歌・オープニング『ケロッ!とマーチ』、『ケロロ小隊公認! 熱烈歓迎的えかきうた!!』なども手掛けている。

第2期版『踊れ・どれ・ドラ ドラえもん音頭』の歌詞について一点ふれておくと、上述した「みぎにオットット ひだりにオットット」というフレーズだが、これは1970年代に人気を博した『デンセンマンの電線音頭』のオマージュではないかと筆者は勝手に考えている。

『デンセンマンの電線音頭』は当時のバラエティ番組から生まれたコミックソングで、伊東四朗扮するベンジャミン伊東が「チュチュンがチュン 電線にスズメが三羽止まってた♪」と歌う他愛のない曲なのだが、その中で右へオットットット、左へオットットットと体をよろめかせるパートが登場する。

第2期版『ドラえもん音頭』も『電線音頭』も同じ「音頭」という共通点があり、パロディ的に似たような表現が取り入れられた可能性は決して小さくないと思われる。YouTubeなぢに動画も上がってるようなので、もし『電線音頭』を知らないという方は一度映像をご覧になっていただきたい。

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