マッサン 主題歌とスコットランド民謡
NHK朝の連続ドラマ/2014年下半期
2014年9月末から放送開始されるNHK朝の連続ドラマ「マッサン」。舞台は大正時代の広島、大阪、北海道、そしてスコットランド。NHK朝ドラとしては史上初となる純外国人のヒロインが起用された。
主人公・ヒロインのモデルは、ニッカウヰスキー(ウイスキー)創業者の竹鶴政孝とその妻リタ(ジェシー・ロベルタ・カウン)。実在の人物がモデルとなっているが、脚本家によるフィクションとして再構成されたドラマが展開される。
ドラマタイトルの「マッサン」とは、主人公:亀山政春(かめやま まさはる)の愛称。モデルとなった実在の人物である竹鶴政孝の妻リタも実際に夫をそう呼んでおり、ドラマ内でも主人公の妻エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)は夫・亀山政春(玉山鉄二)を「マッサン」と呼んでいる。
脚本はフラガールの羽原大介
NHK朝ドラ「マッサン」の脚本家は、2007年に映画「フラガール」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞(共同脚本)を受賞した羽原 大介(はばら だいすけ/1964-)。
羽原氏は、他にも2012年のTBSドラマ「とんび」でモンテカルロ・テレビ祭最優秀賞を受賞しているほか、アニメ「ふたりはプリキュア」シリーズの一部脚本を手掛けるなど、映画からテレビドラマまで幅広いジャンルで活躍している。
主題歌は中島みゆき
「マッサン」主題歌・オープニング曲は、中島みゆきの書き下ろし曲『麦の唄』。ドラマの題材であるウイスキーの原料・麦をテーマとした曲のようだ。おそらくは、スコットランド系のバグパイプが楽曲に取り入れられると思われる。
中島みゆきのコメントによれば、「ほんとに朝っぱらから中島でいいんですか!?」と本人も驚いたとのことで、「感激と恐縮とで冷や汗を流しながらレコーディングしました。できる限りさわやかに仕上げたつもりではありますが」とジョーク交じりに答えていた。
スコットランド民謡が物語のキーワードに?
ドラマ「マッサン」の舞台の一つでもある、スコッチ・ウイスキーの本場スコットランド。そのスコットランドに古くから伝わる音楽「スコットランド民謡」が、「マッサン」の物語における重要なキーワードになっていくという。
スコットランド民謡といえば、卒業式で歌われる『蛍の光 Auld Lang Syne』や、『故郷の空 Comin' Thro' the Rye』などが日本でも有名だが、果たしてNHK朝ドラマ「マッサン」のストーリー上で関係してくるスコットランド民謡はどの曲だろうか?
筆者の予想では、叶わなかった男女の恋愛を描いた『Annie Laurie アニーローリー』あたりが使われるのではないかと目星をつけているが、果たして実際のドラマではどのスコットランド民謡が使われるのだろうか?
なお、その他のスコットランド民謡については、こちらの音楽サイト「スコットランドの有名な民謡・童謡」で解説しているので適宜参照されたい。
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