おんな城主 直虎 テーマ音楽は菅野よう子

NHK大河ドラマでは二人目となる女性作曲家によるテーマ音楽

2017年1月8日から放送されるNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」では、数多くのアニメ主題歌やCMソングを手がける女性作曲家の菅野よう子がテーマ音楽を担当する。

大河ドラマの主人公が、井伊直政を育てた遠州の女領主・井伊直虎(演:柴咲コウ)というだけあって、そのテーマ音楽にも女性作曲家が起用されたようだ。

ジャケット写真:おんな城主 直虎 公式サントラ ダウンロード版 試聴あり

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ちなみに、何かの曲に似てると噂(?)の挿入歌『竜宮小僧のうた』については、こちらのページ「竜宮小僧のうた 似てる曲・元ネタは?」を是非参照いただきたい。

8年ぶり二人目の女性作曲家

歴代NHK大河ドラマのテーマ音楽およびサントラの作曲者を見ると、そのほとんどが男性作曲者によるもので、女性作曲者が起用されたのは、2009年「天地人」における大島ミチル以来、菅野よう子が二人目となる。

菅野よう子が音楽を手がけたNHKドラマといえば、2013年下半期の朝ドラマ(連続テレビ小説)「ごちそうさん」(主演:杏)が記憶に新しいが、同作で脚本を務めた森下佳子が大河ドラマ「おんな城主 直虎」でも脚本担当となり、菅野よう子とのタッグが3年ぶりに実現している。

菅野よう子の音楽作品といえば、マクロス、攻殻機動隊、創星のアクエリオンといったアニメ主題歌などの印象が強く、一見すると、「おんな城主 直虎」のような堅い歴史系・大河ドラマ系はそれほど得意ではなさそうにも見えるが、まったくそんな心配は要らなかった。

信長の野望シリーズのサントラ作曲

というのも、コーエーの人気歴史ゲームシリーズ「三國志」・「信長の野望」において、菅野よう子氏はこれまで何度もテーマ音楽を担当しており、特に「信長の野望」では、武将風雲録(1990年)、覇王伝(1992年)、天翔記(1994年)など数多くの作品を手がけ、日本の歴史の世界観を音楽で表現する経験値を十分に積んでいたのである。

もともと、菅野よう子氏は様々なジャンルの楽曲のエッセンスを吸収して独自の作品に昇華させる才能の持ち主なので、たとえ歴史ゲームのテーマ音楽という経験がなかったとしても、それはそれで新しい歴史ドラマの音楽を見事に生み出していたであろう事は言うまでも無い。

NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」では、菅野よう子氏はどのようなコンセプトとアレンジで歴史の世界観を表現してくれるのか。オープニング映像は、先に完成していた楽曲に合わせて制作されたものだという。実際の放送開始が今から楽しみだ。

追記:オープニング曲を聴いて

「おんな城主 直虎」オープニングテーマ曲を実際に聴いてみると、華やかで壮大なファンファーレと共に、しっとりと流麗なピアノ協奏曲風の幻想曲が広がる絵画的な仕上がりとなっていた。

ラフマニノフやバルトークといった20世紀前半のピアニストによるピアノ協奏曲からも良い影響を受けているようで、ロマン的な雰囲気の中にも、ドラマ主人公・直虎の意思の強さ・女性としてのしなやかさ、歴史の荒波・過酷な運命などが巧みに表現されているように感じられた。

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