西郷どん (NHK大河ドラマ)
オープニングテーマ曲・サントラ

明治維新から150年 原作・脚本・音楽・テーマ曲は女性陣

NHK大河ドラマ「西郷どん」(せごどん)が放送される2018年は、明治維新により明治政府が誕生した1868年からちょうど150年目にあたる記念すべき年。

主人公はタイトルどおり、明治維新の立役者である西郷隆盛。演じるのは、NHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」では吉高由里子演じるヒロインの夫・村岡英治役を演じた俳優・鈴木亮平。

前作の大河ドラマ「おんな城主 直虎」では、主人公が女性の井伊直虎、脚本は森下佳子、音楽は菅野よう子といったように、女性の要素が強く取り入れられていたが、本作でも、原作・脚本・音楽・オープニングテーマ曲と主要なスタッフ枠を女性陣で固めた女性視点の演出が前面に押し出されていくようだ。

原作はボーイズラブも 林真理子「西郷どん!」

原作は、女性作家・林真理子による歴史小説「西郷どん!」。女性の視点から、男女の愛はもちろんのこと、師弟愛からボーイズラブ(いわゆるBL)まで幅広く描かれる。

日本の歴史的に衆道・若道など男性による同性愛が存在していたことは周知の事実であるが、幅広い年齢層が視聴するNHK大河ドラマにおいて、どの程度男性による同性愛描写が行われるのか、それが長年のNHK大河ドラマ愛好者にどのように受け入れられるのかについては未知数だ。

脚本は「花子とアン」の中園 ミホ

脚本は、「ハケンの品格」(2007年)、「Doctor-X 外科医・大門未知子」第1・第2シリーズ(2012年・2013年)、NHK朝ドラマ「花子とアン」などを手掛けた女性脚本家の中園 ミホ(なかぞの ミホ)。

原作の内容を踏まえ、主人公の西郷隆盛を巡る周囲の登場人物たちとの「愛」にあふれた脚本となるようだ。

音楽:富貴 晴美

音楽担当は、国立音楽大学作曲科を首席で卒業し、若くして数多くのCM音楽・映画音楽を手掛ける女性作曲家・ピアニストの富貴 晴美(ふうき はるみ/1985-)。

NHK関連では、2014年のNHK朝ドラマ「マッサン」サントラを担当したほか、NHKドラマ10「シングルマザーズ」(2012年)、「お母さん、娘をやめていいですか?」(2017年)、などがある。

なお、日本の歴史作品に関する音楽については、この「西郷どん」が初作品ではなく、司馬遼太郎作品を原作とする2017年の映画「関ヶ原」サントラも手掛けている。

オープニングテーマ曲:歌は「奄美の歌姫」

オープニングテーマ曲を歌うのは、鹿児島県奄美市出身の女性歌手・里 アンナ(さと アンナ/1979-)。笠利節(かさんぶし)と呼ばれる奄美大島北部のシマ唄を得意とし、シルク・ドゥ・ソレイユ公認ヴォーカリストに選ばれるなど、「奄美の歌姫」と称賛されている注目の女性歌手だ。

余談:語り・ナレーションも女性の予定だった

ここまで女性陣で揃えたら、やはり語り・ナレーションも女性が起用されるのが自然な流れ。当初は「まんが日本昔ばなし」の声優やドラマ「家政婦は見た!シリーズ」で有名な女優の市原悦子が語りを担当する予定だった。

しかし、2017年1月13日、市原悦子は自己免疫性脊髄炎の治療のため休業を発表。NHK大河ドラマ「西郷どん」までに復帰の予定だったが、回復が思わしくなく、俳優の西田敏行が語りを行うこととなった。

西田敏行は、1990年のNHK大河ドラマ「翔ぶが如く」で主人公の西郷隆盛を演じており、今回の「西郷どん」における語り手としては申し分ない配役といえるだろう。

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