夢はひそかに
A Dream Is a Wish Your Heart Makes

ディズニー映画『シンデレラ Cinderella』挿入歌

『夢はひそかに A Dream Is a Wish Your Heart Makes』は、1950年のディズニー映画『シンデレラ』において、主人公のシンデレラが寝室で小鳥や動物たちに「夢を信じ続けて」と優しく歌った曲。

作詞・作曲は、同じくディズニー映画「シンデレラ」サントラ『「ビビディ・バビディ・ブー Bibbidi-Bobbidi-Boo』を手掛けたコンビ、マック・デイビッド(Mack David/1912?1993)とアル・ホフマン(Al Hoffman/1902?1960)。作曲家のジェリー・リビングストン(Jerry Livingston/1909-1987)も参加している。

映画の中では、シンデレラ役の声優を務めたアメリカの歌手アイリーン・ウッズ(Ilene Woods/1929-2010)が、しっとりとした歌声で『夢はひそかに A Dream Is a Wish Your Heart Makes』を歌い上げている。

同曲は、映画『シンデレラ』の中で繰り返し使われるメインテーマ曲的な位置づけの楽曲であり、歌詞には「夢や願いは信じ続ければきっとかなう」というディズニー作品における重要なキーワードがちりばめられている。

これまでに数多くのアーティストが『夢はひそかに A Dream Is a Wish Your Heart Makes』をカバーしており、ニッキー・ブロンスキー(Nikki Blonsky/1988-)、アシュリー・ブラウン(Ashley Brown/1982-)などが挙げられるが、日本で人気が高いカバーとしては、ソフトバンクモバイルCM曲としても使われたヒラリー・ダフ(Hilary Erhard Duff/1987-)版が有名と思われる。

フランツ・リスト『超絶技巧練習曲』との関係は?

Wikipedia英語版を見ていたところ、ハンガリーのピアニスト、フランツ・リストによる『超絶技巧練習曲』の一曲の主題が『A Dream Is a Wish Your Heart Makes』のメロディに転用されているとの記述を見つけた。

フランス・リスト(Franz Liszt/1811-1886)は、ショパンと交流があった19世紀を代表するピアニスト。ピアノのための練習曲として作曲した『超絶技巧練習曲(Transcendental Etudes)』は12曲からなり、第4曲『マゼッパ』ニ短調は特に有名。

『夢はひそかに A Dream Is a Wish Your Heart Makes』との類似性が指摘されるのは、『超絶技巧練習曲』第9曲『回想 Ricordanza』変イ長調 アンダンティーノ。文献などの客観的な裏付けがあるわけではないが、聴いてみると確かにディズニーの楽曲にも合いそうなロマンチックなメロディが展開されている。

果たして本当に元ネタがあるのかどうかは不明だが、しっとりしたピアノアレンジが合いそうな楽曲であることは間違いないだろう。リラックス系のコンピレーションCDなどにも『夢はひそかに A Dream Is a Wish Your Heart Makes』が収録されているのを見かけることがある。

自分でピアノを弾くにしてもフランツ・リスト作品よりは楽に弾けると思われるので、ご興味がある方は楽譜などを入手してちょっと練習してみてはいかがだろうか?

【試聴】A Dream is a Wish Your Heart Makes

【試聴】Franz Liszt - 『超絶技巧練習曲』第9曲『回想』

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