いつか王子様が
Some Day My Prince Will Come

ディズニー映画「白雪姫」挿入歌

ディズニーのアニメ映画「白雪姫(しらゆきひめ)」を代表する挿入歌と言えば、主人公が歌う『いつか王子様が Some Day My Prince Will Come』が特に有名。

映画の中では、白雪姫役の声優を務めたアメリカの女優アドリアナ・カセロッティ(Adriana Caselotti/1916-1997)がそのまま『いつか王子様が』を純真無垢な歌声で優雅に歌い上げた。

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当初、映画「白雪姫」の声優・歌手選びは難航していたようだ。困ったウォルト・ディズニーが知り合いに人選を相談しようと電話を掛けたところ、助手のアドリアナが電話口に出た。その声に惹かれたウォルト・ディズニーがすぐさま映画にスカウトしたという。

あまりにアドリアナの声が「白雪姫」役としてハマっていたため、映画作品のイメージを守るために、以後彼女が他の映画作品に出演することは極力控えられ、出たとしても彼女の名前を出さないで済むようなクレジット無しの脇役にとどめられたというエピソードもあるようだ。

世界的なジャズ・スタンダードの名曲に

アメリカのジャズピアニストとして世界的に知られるデイヴ・ブルーベック(Dave Brubeck/1920-2012)が1957年に『いつか王子様が Some Day My Prince Will Come』を含むディズニー映画の名曲をジャズカバーすると、以後同曲はジャズ・スタンダードの名曲として様々なアーティストによりカバーされるようになる。

モダン・ジャズピアニストのビル・エヴァンス(William John Evans/1929-1980)や、ジャズの帝王マイルス・デイヴィス(Miles Dewey Davis III/1926-1991)など、世界の名立たるジャズ・プレーヤー達が、好んで映画「白雪姫」の名曲『いつか王子様が』を自身のレパートリーに加えていった。

ポップスカバーも多数存在

ジャズのみならず、ジュリー・アンドリュース(Julie Andrews)、アナスタシア(Anastacia)、バーブラ・ストライサンド(Barbra Streisand)、アシュレイ・ティスデイル(Ashley Tisdale)などの人気女優・女性歌手たちが同曲をポップアレンジでのカバーで楽曲に新たな息吹を吹き込んでいる。

また、アメリカ映画協会が2004年に発表した人気主題歌ランキング「アメリカ映画主題歌ベスト100」において、映画「白雪姫」挿入歌『いつか王子様が Some Day My Prince Will Come』は、ディズニーアニメ映画では2番目となる第19番目にランクインしている。

白雪姫は世界初の長編アニメ映画

ディズニー映画「白雪姫(しらゆきひめ)」は、ディズニーにとって第一作目となる長編アニメ映画であるとともに、世界初の本格的アニメーション映画でもある。1937年12月にアメリカで、1950年9月に日本で公開された。

ディズニーの威信をかけた初の長編アニメ映画ということで4年の歳月と巨額の制作費が投入された。まだ短編アニメしかなかった当時の世論からは「ディズニーの道楽」と揶揄されたようだが、公開されるや否や瞬く間に6000万ドルを超える大ヒットを記録。長編アニメ時代の華々しい幕開けとなった。

映画「白雪姫」オリジナルの映画タイトルは、「Snow White and the Seven Dwarfs」(スノーホワイト・アンド・セブン・ドワーフス/白雪姫と7人の小人達)。グリム童話「白雪姫」を原作としている。

デジタルリマスター版「白雪姫」は1993年にアメリカで公開され、4000万ドルを超える興行収入を記録した。ちなみに、このデジタル修正版は新たに著作権の保護期間が発生しているが、オリジナル版の映画はすでに著作権が消滅している。

【試聴】Some day my prince will come

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