誰かとどこかで 永六輔
オープニングテーマ曲・コーナーBGM

TBSラジオ番組/出演:永六輔、遠藤泰子

「永六輔の誰かとどこかで」は、永六輔(えい ろくすけ)と遠藤泰子が出演し、1967年1月2日から2013年9月27日までの46年間に渡ってTBSラジオ系列で放送された長寿ラジオ番組。

番組オープニングでは、かつて永六輔がNHKテレビ番組向けに作詞した楽曲『遠くへ行きたい』の尺八アレンジバージョンが流れ、詩人の崎 南海子(さき なみこ)による毎月の季節とスポンサーの桃屋をテーマとした詩が、遠藤泰子の味わい深いナレーションで朗読される。

放送回数は2003年9月1日時点で10,000回を突破。2013年9月27日の最終回では、同じパーソナリティによるラジオ番組として、「誰かとどこかで」はTBSラジオで歴代最高となる「12,629回」を記録した。

この最長記録は、同じくTBSラジオ「秋山ちえ子の談話室」が記録した12,512回をわずかに上回る記録となっているが、おそらくこれは結果的に偶然上回ったというわけではなく、永六輔と遠藤泰子らに花を持たせるために、番組制作サイドがスポンサーの桃屋と調整を重ねた結果であると推測される。

開始当初のタイトルは「どこか遠くへ」

1967年の放送開始当時、番組タイトルは「どこか遠くへ」という現在とは異なった番組名がつけられていた。オープニングテーマ曲『遠くへ行きたい』と関連して命名されたと思われるが、1969年10月には現在の「永六輔の誰かとどこかで」に変更されている。

現在の番組名になった翌年の1970年10月には、永六輔がメインパーソナリティを務めるテレビ番組『遠くへいきたい』がスタートしており、オープニングテーマ曲も同じ。おそらくこのテレビ番組とのタイトル的なかぶりを避けるためにラジオ番組側のタイトルが変更されたのではないだろうか。

「七円の唄」テーマ曲『アルハンブラの思い出』

番組リスナーからのハガキを読み上げていく人気コーナー「七円の唄(うた)」では、BGMとしてタレガ作曲『アルハンブラの思い出』がテーマ曲的にコーナー音楽として用いられていた。

アルハンブラの思い出』(アランブラの思い出)は、世界的に有名な19世紀スペインの名ギタリスト、フランシスコ・タレガ(タルレガ/ターレガ)によるギター独奏曲。

哀愁と旅情あふれるトレモロ奏法が駆使されたギターの定番曲で、不思議と「永六輔の誰かとどこかで」との相性も良く、同ラジオ番組を代表するコーナー音楽として定着していた。

ちなみに「七円の唄」の「七円」とは、「誰かとどこかで」放送開始当時ハガキの切手代が7円であったことに由来している。2013年の番組終了時には、ハガキの郵便料金は50円。2014年以降は消費税率の引き上げて更に金額は変化し、時代の流れの速さがこんなところにも感じられる。

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