全国こども電話相談室
オープニングテーマソング

TBSラジオ番組/歌:天地総子(あまち ふさこ/1941-)

「全国こども電話相談室」は、1964年7月から2008年9月までTBSラジオなどで放送されていた教育・学習系ラジオ番組。天地総子が歌う「♪ダイヤルダイヤル…回して ぱかすかぱかすか…かけちゃお♪」のオープニングテーマソング(詳細は後述)がレトロで非常にいい味を出していた。

「アサガオはなぜ朝に咲くの?」「海の水は何で塩水なの?」「どうしてお坊さんは頭がツルツルなの?」など、小学生や中学生から電話で寄せられた素朴な質問が番組によせられ、それを永六輔や池上彰、森田正光、さかなクンなどの各界の著名人・専門家が生放送で答えていく。

回答に苦労する専門家たち

専門家が大人に対して専門的な用語で説明するのはそれほど難しいことではないが、小学生などの子供たちに対して噛み砕いて分かりやすい言葉や例えで説明するのは、いくら専門家でもそう簡単ではない。

生放送というシビアな状況の中で、子供の素朴な電話相談に分かりやすく明確に答えようと四苦八苦する回答者たちの苦労する様子が感じられ、大人が聴いても意外に楽しめる。

なお現在番組は「全国こども電話相談室・リアル!」としてリニューアルされており、生電話での相談は廃止され、相談内容も恋愛やいじめといった人間関係・人生相談的な内容に様変わりしている。

作詞者・作曲者は?

「全国こども電話相談室」オープニングテーマ曲のユニークな歌詞は、美空ひばり『真赤な太陽』、石川さゆり『天城越え』、瀬川瑛子『命くれない』など数多くの人気歌謡曲の歌詞を手掛けた作詞家の吉岡 治(1934 - 2010)。

吉岡氏は童謡やアニメソングの歌詞も扱っており、野坂昭如と共作の『おもちゃのチャチャチャ』、『あわてんぼうのサンタクロース』、キャプテン翼『燃えてヒーロー』など、子供向けの歌でも偉大なる実績を残している。

テーマソング作曲者は、JASRACデータベースには「八城一夫」の名前が登録されていた。ジャズ・ピアニストとして活躍した音楽家のようで、どのような経緯で「全国こども電話相談室」テーマ曲に携わることになったのか等の経緯は不明。

歌手は「オバケのQ太郎」天地 総子

テーマ曲を歌う女性歌手は、アニメ声優や女優として活躍した天地 総子(あまち ふさこ/1941-)。1970年代のTBSドラマに多数出演したほか、アニメ「オバケのQ太郎」(1985年)にて3代目Q太郎を演じている。

歌手としては、2000曲以上のコマーシャルソングをこなし「コマソンの女王」と称えられたほか、童謡『マーチング・マーチ』で1965年の第7回日本レコード大賞「童謡賞」を受賞している。

なお、天地 総子が歌う「全国こども電話相談室」テーマソングは、アルバム「天地総子大全~フーコのコマソン・パラダイス」(上ジャケット写真)一曲目に収録されている。

【試聴】全国こども電話相談室テーマソング(フルバージョン)