チャルダッシュ(チャールダーシュ)
Monti - Csárdás

浅田真央/2006-2007 FS フリー使用曲

ラカトシュ盤チャルダッシュ

超絶技巧の天才ヴァイオリニスト、ラカトシュの名演で有名なチャルダッシュ(チャールダーシュ)。

女子フィギュアスケート浅田真央(あさだ・まお)選手の2006-2007シーズンにおけるフリースケーティング(FS)で使用され、日本でも同曲の知名度は飛躍的に高まった。

チャルダッシュとは?

チャルダッシュ(Csárdás)とは、19世紀頃にハンガリーで広まったダンス音楽「ヴェルブンコシュ verbunkos」から派生したハンガリーのフォークダンス(民族舞踊)の一つ。

ハンガリー語で「酒場」を意味し、ジプシー音楽では定番の形式。大きく分けて二つの要素から構成され、「ラッシュ/ラッサン lassú/lassan」パートではテンポを落として抒情と哀愁を表現し、「フリスカ friss/frišká」パートでは速く軽やかに情熱と躍動感が表現される。

19世紀ヨーロッパで大流行

19世紀には「チャルダッシュ」がヨーロッパ中で大流行し、フランツ・リスト、ブラームス、ヨハン・シュトラウス2世、サラサーテ、チャイコフスキーなどのクラシック音楽の作曲家らもこのチャルダッシュの旋律を自らの楽曲に取り入れた。ウィーン宮廷は一時「チャルダッシュ禁止令」を出したほどの過熱ぶりだったという。

中でも特に有名なのが、「ワルツ王」ヨハン・シュトラウス2世によるオペレッタの名作「こうもり Die Fledermaus」第2幕で、金持ちの銀行家アイゼンシュタイン男爵の妻ロザリンデ(ソプラノ)が歌うチャルダッシュ。

ちなみに同作の「こうもり序曲」は、女子フィギュアスケート鈴木明子(すずき・あきこ)選手の2011-2012シーズンにおけるフリースケーティング(FS)で使用された。

超絶技巧ロビーラカトシュの名演

今日最も有名なのが、ハンガリー出身のロビーラカトシュ(Roby Lakatos/1965-)作曲による「チャルダッシュ」。その楽曲は、ハンガリーに古くから伝わるジプシー音楽を基本としながらも、クラシック音楽やジャズの要素も融合した独自の音楽形態で、軽やかで正確無比な演奏技術は「超絶技巧」と称賛されている。

【試聴】József Lendvay - Monti: Csárdás

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