東京マラソン テーマ曲・イメージソングは?

スポーツ番組/合唱『いざ立てアスリートよ』ほか[2014/02/15]

東京マラソンは、数万人の市民ランナーが東京都庁舎前をスタートして東京都心部を軽やかに走り抜ける一大スポーツイベント。2007年の第1回大会から年々盛り上がりを見せ、2020年東京オリンピック開催が決定した後の大会は、今までに増してイベント隆盛の機運が高まるものと思われる。

さて、東京マラソンのテーマ曲についてだが、開催当初は大会公式テーマソングといったものは別段用意されていなかった。スタート時に歌われる合唱『いざ立てアスリートよ』(『いざ立て戦人よ』替え歌)やテレビCMなどで使われた曲はいくつかあったが、主催者公認のオフィシャルソングは当初は存在していなかったように思われる。

東京マラソン専門の音楽レーベル誕生

そこへ2011年、東京マラソンのオフィシャル音楽レーベル「TOKYO MARATHON MUSIC」が立ち上げられ、note nativeプロデュースによるダンスミュージック系60分ノンストップミックスアルバム「TRIAL 10km」がリリースされた。

同アルバムには、東京マラソンのスタートをイメージしたとされる「The day we unite」が一曲目に収録されており、この時点で東京マラソンのイメージ音楽が完成していたと言える。知名度はそれほど高くはなかったかもしれないが、正式なテーマ曲誕生への確かな布石としての評価はできるだろう。

その後も音楽レーベル「TOKYO MARATHON MUSIC」からは、「TOKYO MORNING RUN」(上ジャケット写真)や「TOKYO NIGHT RUN」といったイメージアルバムが次々とリリースされた。だがこれらは依然としてイメージ音楽としてBGM的な位置づけの楽曲であった。

ついにテーマ曲誕生か…?

ついに2013年、同レーベルから東京マラソンテーマ曲らしき楽曲がリリースされた。その楽曲とは、日本のヒップホップグループRIP SLYME(リップスライム)の2年ぶり新曲となる『Run with…』。

ようやく公式テーマ曲が出来たのかとよく見ると、実はこれは東京マラソン2013チャリティ"つなぐ"【Run with Heart】のために作られたチャリティ活動キャンペーンソングであることが判明した。

これが2014年以降も東京マラソンのチャリティ活動テーマ曲として用いられる可能性はあるが、この曲が東京マラソン大会全体の公式テーマ曲として昇格することはどうやらなさそうな雰囲気だ。

確かに、無理に大会公式テーマソングを用意する必要はないのだが、なにか東京マラソンを象徴するような素晴らしいテーマ曲があれば、2020年東京オリンピックに向けて東京マラソンも更に盛り上がるのではないかと思われる。

東京マラソン専用の音楽レーベルが存在すること自体からも、東京都が音楽面にも力を入れ始めていることは十分に伝わってくる。近い将来、きっと東京マラソンにふさわしい素敵な公式テーマ曲が生まれることを願いつつ、沿道から、テレビの前から、都内を走り抜けるマラソンランナー達にこれからも熱い声援を送り続けていきたいところだ。

『いざ立てアスリートよ』はテーマ曲ではないのか?

ここまで東京マラソンのテーマ曲がないない述べておいて、実は公式テーマ曲は冒頭で名前を挙げた『いざ立てアスリートよ』ではないのか?という疑問もないわけではない。

この『いざ立てアスリートよ』という曲は、合唱曲『いざ立て戦人よ』の替え歌で、都庁前のスタート地点で仰々しく合唱団が歌い上げることから、やはり東京マラソンの準オフィシャルソング的な位置づけがなされているのかもしれない。

ただ、それが公式サイトなどでは(2014年2月現在)公式テーマ曲としてはまったく触れられておらず、どういう位置づけでこの『いざ立てアスリートよ』を用いていこうとしているのか判然としない。

『いざ立てアスリートよ』をテーマ曲にするのなら、オーケストラアレンジを加えてもう少し壮大な雰囲気を出した方が「らしい」感じが出て良いと思われる。このページでは、今後も東京マラソン公式テーマ曲について情報収集を続けていく予定。