NHK「きょうの料理」オープニングテーマ曲は?

作曲:冨田 勲(とみた いさお/1932-)/NHK料理番組

半世紀以上続くNHKの長寿料理番組「きょうの料理」。料理研究家やレストランのシェフなどを講師として招き、晩ごはんの献立作りに役立つレシピを実演で放送するシンプルかつ実用的な料理番組だ。

NHK「きょうの料理」オープニングで流れるテーマ曲は、モーグ・シンセサイザー奏者として知られる音楽家の冨田 勲(とみた いさお/1932-)により作曲された番組オリジナル曲。形を変えながらも、放送開始当時から半世紀以上一貫して同じテーマ曲が使われている。

上ジャケット写真は、NHK「きょうの料理」テーマを作曲した冨田のアルバム「TOMITA ON NHK~冨田勲 NHKテーマ音楽集」。新旧バージョンを収録しているほか、「新日本紀行」などの冨田が手掛けたNHKテレビ番組の主なテーマ音楽がぎっしりとつまったユニークなアルバムとなっている(試聴あり)。

放送開始前日に数時間で作曲

話によれば、「きょうの料理」が一番最初に放送開始される前日まで、オープニングなどにテーマ曲をつける予定はなかったという。それが直前になって変更になり、明日の放送開始までタイムリミットはわずか一日というギリギリのスケジュールの中で、冨田氏に番組テーマの作曲が依頼された。

冨田氏は録音スタジオにこもり、わずか3~4時間でマリンバを用いたシンプルかつキャッチーな番組テーマ曲を見事仕上げた。料理番組「きょうの料理」のテーマ曲として、包丁で物を刻む音からインスピレーションを受け作曲されたという。

ラテン風アレンジのテーマ曲に

NHK「きょうの料理」放送開始40周年を迎えた1997年11月からは、オープニングテーマ曲は新たにラテン風のアレンジが施された軽快な曲調となり、料理の楽しさ・食事の喜びが曲の中にあふれた素晴らしいテーマ曲に模様替えされた。

2006年10月には「現行で日本一の長寿テレビ番組」として認定されたNHK「きょうの料理」は、これからも日本の晩ごはんを裏から支える生活密着型の実用テレビ番組として、軽快で可愛らしいテーマ曲とともに、これからも多くの視聴者に愛され続けていくことだろう。

スウェーデン狂詩曲に似てる?

「きょうの料理」オープニングテーマ曲は、1901年に作曲された管弦楽曲『スウェーデン狂詩曲』第1番の冒頭によく似ている。

『スウェーデン狂詩曲』第1番をマリンバでアレンジすると、「きょうの料理」オープニングテーマ曲とそっくりな曲になるであろうことが容易に想像できる。

同曲の詳細・視聴については、こちらの『スウェーデン狂詩曲 Swedish Rhapsody』のページを適宜参照されたい。比較して聞いてみれば、きっと面白い発見があると思われる。